「被災者に元気届けたい」 氷見小中高生音楽劇、11月上演へ制作発表
11月24日に富山県の氷見市芸術文化館で上演される氷見小中高校生オリジナル音楽劇「イヤサー!~舞いつなげ、氷見のこえ~」の制作発表が19日、同館であった。出演者やスタッフは昨年8月の初上演から進化した舞台を披露し「能登半島地震の被災者に元気を届けたい」と意気込みを語った。 東京から引っ越してきた少女が氷見の獅子舞の魅力に触れ、周囲の人々と交流しながら自分の居場所を見つける物語。初参加15人を含め、氷見、富山、高岡、射水市の小学1年~高校3年の35人が演技、ダンス、演奏のパートに分かれて出演する。今回は氷見市泉地区の表泉青年団が獅子舞を演じ、新たに生演奏や音楽指導で女性ボーカルグループ「grava」のメンバーらが加わった。 主人公を演じる釣栞奈さん(氷見北部中2年)は「お客さんの気持ちが明るい方向に向かっていける演技をしたい」と語った。脚本・演出を担当する市地域おこし協力隊の比屋根秀斗さんは演技希望の子どもたちが増えたことに触れ「やる気あふれる子どもたちの芝居など細部で進化しているところを見てほしい」と語った。 4月から稽古を続けてきたメンバーはテーマソング「未来へ」に合わせ、パフォーマンスを披露した。 音楽劇は北日本新聞社後援。