前回4位の三菱重工も充実の布陣 5区の山下一貴「自分の任された区間でやるべき仕事をしたい」/ニューイヤー駅伝前々日会見
2024年正月に行われる第68回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)を2日後に控えた12月30日、有力チームの主軸たちが顔をそろえて記者会見が行われた。 ニューイヤー駅伝 全チームの区間エントリーをチェック! 前回4位の三菱重工からはブダペスト世界陸上マラソン12位の山下一貴が出席。向かい風やアップダウンの厳しい5区に登録され、「自分の任された区間でやるべき仕事をしたい」と気合を入れる。 世界陸上では終盤にメダルが見える5位まで浮上するなど熱走を見せたが、両脚のケイレンで最後は力尽きた。「世界陸上全体としては悔しさもありつつ、勝負できるんじゃないかという思いもあっていい経験が積めた」と振り返る。 ブダペストから1ヵ月半のスパンで挑んだ10月15日のMGCでは、回復が間に合わずに32位にとどまった。2月の大阪か、3月の東京のMGCファイナルチャレンジで五輪代表切符の最後の1枚を目指すことになるが、「マラソンのためにも、この大会でしっかりと身体を動かすことが大切というのがチームの方針。そのとおりに、しっかりと動かしたい」。 MGC後はトレーニングをしっかりと積めているそうで、「前々回、前回よりもいい状態」だという。チームは2区にエースの井上大仁、3区に林田洋翔が入る盤石の布陣。過去最高はMHPS時代の2019年の2位だが、頂点を見据えてパリ五輪イヤー開幕に挑む。 大会は1月1日、群馬県庁前をスタート・フィニッシュとする7区間100kmのコースに41チームが出場して行われる。スタートは午前9時15分。大会の模様はTBS系列で午前8時30分から生中継される。
月陸編集部