2億3000万円のSUV「SVローバー」。“こんなのあったら”を作ってしまった最大1100馬力のモンスターカー
きっとこの車を購入する人は、本気でアウトドアスポーツを楽しむ、というつもりで手に入れようとは思わないだろう。 それよりも、キャンプへ出掛けて注目を集めたり、信号待ちで止まった際に、横のピックアップトラックのドライバーから「いいね!」とジェスチャーされるオリジナリティやロマンのために、150万ドル(約2億3000万円)を払ってこの車を手に入れるのかもしれない。
カリフォルニアで生まれ、メキシコのバハ・カリフォルニア半島を舞台とする、世界有数の過酷なオフロードレース「バハ1000」でも大活躍しそうなSV ROVERを、あえて街中で乗る。 そんな酔狂なオーナーがきっといるはずだ。何しろ、こんな怪物を本当に作るジョー・スカボが実在するのだから。 籠島康弘=文
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