神戸マラソン2024、復興の地を2万人駆ける 阪神・淡路大震災から来年1月17日で30年
「神戸マラソン2024」(神戸新聞社など共催)は17日、神戸市内で開かれた。阪神・淡路大震災から来年1月17日で30年となるのを前に、復興を遂げた神戸の街を約2万人のランナーが駆けた。男子はバーナバ・キプコエチ(ケニア)が大会2連覇。女子は川西市出身の小川那月(スズキ)が初優勝を飾った。 【動画】「神戸マラソン2024」スタートからゴールまで スタートセレモニーでは1月の能登半島地震など、各地の災害の犠牲者を悼み、ランナーらが黙とうをささげた。フルマラソンの完走者は1万9506人で完走率は93・9%。沿道からは約62万人の観客が声援を送った。(鈴木雅之) □ 男子は金子晃裕(コモディイイダ)が2時間12分51秒で日本人トップの4位。6位の山下侑哉(サンベルクス)が2時間16分29秒で日本人2位に入った。 女子は兼重志帆(GRlab山口)が2時間39分15秒で2位。今年2月の世界遺産姫路城マラソンを大会新記録で制した横田歩(三木市陸協)は2時間42分41秒で4位だった。 今大会から始まった2人でたすきをつなぐ「リレーラン」には今夏のパリ五輪陸上女子1500メートル、5000メートル代表の田中希実(ニューバランス、西脇工高出身)も出場した。