佐川町長から感謝状を受けた川本さん（右）

　福島県矢祭町は６日、首都圏での町の魅力発信に貢献したとして、東京都の城南信用金庫の元理事長川本恭治さんに感謝状を贈った。 　町内の農家でつくる町特産品開発協議会は２００９（平成２１）年から都内で定期的に「もったいない市場」を開催している。町内で収穫された規格外などの野菜を首都圏で販売する取り組み。城南信金の品川、大井両支店が販売会場となっており、理事長を務めた川本さんが中心となって協力してきた。 　この他、城南信金は町内産ラズベリーを使ったクラフトビール造りに協力するなど町の産業振興に貢献してきた。 　感謝状の贈呈式は６日、町役場で行われ、佐川正一郎町長が川本さんに感謝状を手渡した。川本さんは「矢祭町は野菜だけではなく、たくさんの福島の魅力を都内で伝えてくれている」と強調した。 　福島市も７日、同市の魅力発信などで長年応援してくれたとして川本さんに感謝状を贈る。