東日本大震災以降に家を建てた人の約6割、自宅の耐震等級が「分からない」 購入後も⾃宅の耐震性に不安抱える人が3割強
WHALE HOUSEは、東日本大震災以降に家(建売/注文住宅)を建てた人を対象に「戸建ての耐震性」に関する調査を実施し、その結果を公表した。
調査によると、63.2%が自宅の耐震等級を「分からない」と回答。また、購買後も自宅の耐震性に不安を抱えている人は、34.9%いるという結果に。
東日本大震災以降、住宅の耐震性が重視されるようになった一方で、実際に耐震等級を把握している人は少なく、購買後も不安を抱えている人がいることが明らかとなった。
■建てた家の構法は、木造軸組(在来)工法が最も多く、2×4(ツーバイフォー)工法、鉄筋コンクリート造が続く
「どのような工法(構法、構造)の家を買ったか」を尋ねたところ、「木造軸組(在来)工法(58.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「2×4(ツーバイフォー)工法(21.6%)」「鉄筋コンクリート造(5.3%)」と続いた。
建売住宅購入者と注文住宅購入者を比べても結果はほぼ同じとなり、「木造軸組(在来)工法」「2×4(ツーバイフォー)工法」が多くなったという。
次に「そのような構法を選んだ理由(複数回答可)」を尋ねたところ、「注⽂したハウスメーカーがその工法だったから(35.8%)」、次いで「耐震性がいいから(34.4%)」となった。
こちらも双方結果の順位は同じとなり、耐震性も重視したもののどちらかというとハウスメーカーの構法に沿って選んだという人が多いことが分かった。
■耐震等級を把握している人は約4割
「家を購⼊する際に耐震性についてどの程度不安があったか」を尋ねたところ、「とても不安だった(10.3%)」、「やや不安だった(34.1%)」、「あまり不安はなかった(44.2%)」、「不安はなかった(10.3%)」という結果に。
「とても不安だった」「やや不安だった」と回答した人を合わせると、4割以上の人が不安があったことが分かった。
さらに、「自宅の耐震等級」を尋ねたところ、「分からない(63.2%)」が最多の結果となり、耐震性についてしっかりと把握・理解ができていない人が多いことが明らかに。