逮捕の前職は保釈後も雲隠れ…自民党派閥による裏金事件の『震源』愛知3区 政治への信頼どう取り戻すのか
愛知3区には政治団体、日本保守党からも立候補予定者がいます。
大橋享さん(59)が立候補を予定しています。
■「まずはお詫びです」精力的に活動する愛知3区の自民候補者
自民党から立候補する予定の水野さんは10月4日、昭和区の商店街の経営者らとの意見交換会に出席しました。
司会: 「池田さんの後なので、あまりよろしくないんですけど頑張るということで、人となりだけでも知ってもらおうかなということで」 水野さん: 「池田さんの色んな話についてのご意見もたまわれればと思いますが、私としては前向きに、皆さんが思い悩んでいらっしゃることを聞きたいと。ざっくばらんにみなさん、お考えを伝えていただけるとありがたいです」 子育て、経済政策、様々な話が出る中、参加者から水野さんにある注文がありました。 参加者: 「池田さんも別に一生懸命やっていなかったわけではなくて、小石に躓くこと、だけどそれは逮捕という形だから大きい石だったかもしれないけれども、それはそれとして次、自民党の方が水野さんになることによって、それをただ払拭するために出るのではなくて、こう変えたいという意欲をもたれていたらみなさん投票すると思う」 水野さん: 「未来がどんどん、右肩上がりというわけじゃないけど、ある程度予想された幸せな未来が描ける、そういう世界を作りたい」 参加者: 「官僚やめて、東大出て、覚悟してよくやるなと思っていますよ。悪いことできないですよ」 水野さん: 「やったことないから(笑)」 意見交換を終えた水野さんに、話を聞きました。 水野さん: 「池田さんの事件っていうのもあるんでしょうけど、なんとなくうっすらと感じることとしては、政治に対する期待感のなさっていうんですかね、信頼感は当然失われているんだけれど、それ以前のところから、なんかどうせ何もしないよねっていう感じを持っているのかもしれない。ああいう声に応えていくことが少しずつみなさんが『こいつに話をしてやろうかな』って思ってくれるんじゃないかなって思いますね」 最高気温が30度を超えた10月2日には、自ら資料を抱え、団体回りをする水野さんの姿がありました。 水野さん: 「歩いて回っていますね、電車と歩き。歩きはタダですから」 地下鉄を乗り継いで向かったのは、愛知県医師会です。前回選挙で池田前議員を推薦していた県医師連盟に支援を求め、挨拶に訪れました。 自身の経歴や立候補の経緯を伝えた水野さん。1時間ほどの面会を終えましたが、その場で推薦を得ることはできませんでした。
水野さん: 「まずはお詫びですよ。信頼を失ったということに対して、政治を志す者が等しく信頼をどう回復するか、この区(愛知3区)は特にそういう経緯があったので、私が自ら謝らなければならないということです。それがけじめを示すことだし、しっかり信頼回復に向けて頑張っていくということを示せるのかなと」 裏金事件が招いた政治への信頼の失墜、それを取り戻すことができるのも政治しかありません。 2024年10月8日放送