10連覇中のENEOSがインカレ女王・白鷗大を下す、シャンソン化粧品も4強入り[皇后杯準々決勝 1日目]【バスケ】
シャンソン化粧品がトヨタ自動車に逆転勝ち
第90回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会ファイナルラウンドが、12月13日 に国立代々木競技場第二体育館において幕を開けた。 【写真14点】皇后杯シャンソン化粧品×トヨタ自動車&ENEOS×白鷗大フォトギャラリーをチェック 皇后杯は都道府県代表47チームとWリーグ14チームの61チームが参加し、日本一を競うトーナメント。1次予選、2次予選を経て、ファイナルラウンドへとコマを進めた8チームは、10連覇中のENEOSサンフラワーズを筆頭に、トヨタ自動車 アンテロープス、デンソー アイリス、シャンソン化粧品 シャンソンVマジック、富士通 レッドウェーブ、トヨタ紡織 サンシャインラビッツ、アイシン ウィングスのWリーグ勢7チームに加え、栃木県代表として勝ち上がってきた白鷗大が名を連ねた。 ファイナルラウンド初日、準々決勝第1試合はトヨタ自動車対シャンソン化粧品の顔合わせ。トヨタ自動車は今シーズン、安間志織、山本麻衣、川井麻衣の3ガードを軸にアグレッシブなオフェンス、ディフェンスを繰り広げ、Wリーグ前半戦で首位の成績を残してきた。試合の出だしはその3ガードが躍動しスタートダッシュを見せた。しかし、徐々にシャンソン化粧品もアジャストしていき、2Qでトヨタ自動車に追い付くと、そこからは接戦となった。後半に入っても一進一退。試合の趨勢は終盤にもつれ込んだ。4Q残り1分05秒、63-62とシャンソン化粧品1点リードの場面でキャプテンの小池遥が3Pシュートを決めて66-62と差を開くと、粘るトヨタ自動車を振り切って70-68で逃げ切りを果たした。 「安間、山本のトラブルでゲームプランが狂った部分はあります」と試合後にトヨタ自動車の大神雄子ヘッドコーチ。前半終了間際に安間が負傷し、後半のほとんどをプレーすることができなかったこと、山本が後半早々に3つ目のファウルをしてしまったことで、やはりプレータイムを制限せざるを得なくなってしまったのだ。「それでも梅木(千夏)や平下(愛佳)がよくゲームを作ってくれました」と悔しいゲームの中で、ベンチメンバーのステップアップを語った。 一方、シャンソンの鵜澤潤コーチは「選手たちがディフェンスで我慢して、最後まで、自分たちのチャンスがくるまで粘ってくれました」と選手を讃えつつ、トヨタ自動車を苦しめたゾーンディフェンスを「トヨタ自動車戦のために、いくつか用意してきました」と、してやったりの表情を浮かべた。 ■シャンソン化粧品 #6白崎みなみコメント 「とにかく今日はトヨタの3Pを止めることがテーマで、(Wリーグで)14連勝しているチームに勝ったことは自信につながりました」