中国の「タピオカティー・バブル」で6人のビリオネアが誕生(海外)
中国では、ここ数年のタピオカティーの爆発的な人気が莫大な富を生み出している。 少なくとも6人の中国人経営者たちが10億ドルを超える富を築いた。 あるタピオカティーのチェーンは香港市場で40億ドル近い評価額で株式を公開する予定だ。 タピオカティーの爆発的な人気により、中国ではここ数年で少なくとも6人のビリオネアが誕生している。 タピオカティーは紅茶をベースにした甘いドリンクで、通常、もちもちした噛み応えのあるタピオカの「つぶつぶ」が入っており、楽しむためには太いストローが必要だ。このドリンクは1980年代に台湾で発明された。 2024年4月下旬、中国第3位のタピオカティーチェーンである茶百道(ChaPanda)が香港証券取引所に上場する予定だ。 ブルームバーグ( Bloomberg)によると、同社は今回の新規株式公開で3億ドル(約465億円)以上の資金を調達する見通しで、企業価値は40億ドル(約6200億円)近くとなり、香港市場としては2023年11月以来最大のものとなる見込みだという。 茶百道の株式公開によって、創業者の 王霄錕 (ワン・シャオクン)と 劉洧宏 (リュウ・ウェイホン)夫妻は、彼らが所有する73%の株式に基づくと合計27億ドル(約4185億円)の純資産を持つビリオネアになる。 これに続き、中国のタピオカティー市場で第2位で9000店舗を持つ 古茗奶茶 (GoodMe)と、第4位の滬上阿姨(AUNTEA JENNY)の新規上場も予定されている。 中国最大のタピオカティーブランドの蜜雪氷城(MIXUE)も新規上場を検討している。同社はスターバックス(Starbucks)とほぼ同規模の約3万6000店舗を展開している。
Matthew Fox