名古屋市の新市長・広沢一郎氏とは? 商社マンから起業、“師匠”河村たかし氏と苦楽を共に10年余り
24日に投開票された名古屋市長選で、河村たかし前市長の「後継」として初当選した広沢一郎氏は、どんな人物なのでしょうか。 【映像でたどる】広沢一郎氏と河村たかし前市長の苦楽10年余 広沢氏は、名古屋市瑞穂区生まれの60歳。 慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手メーカーや商社で働き、その後はソフトウェア関連の会社を起業し、現在も代表取締役についています。
河村市長の市議会リコールきっかけに政界へ
尊敬する人物は「河村たかし」と公言する広沢氏が政治家を志したのは2010年。 当時、名古屋市長1期目だった河村氏が取り組んでいた市議会リコール運動の報道に触れたことがきっかけだということです。 翌2011年には、河村氏が代表を務める「減税日本」の公認で愛知県議選に出馬し、初当選。さらに減税日本の幹事長として、河村氏を支えてきました。
国政選挙に2回挑むも落選
2014年の衆院選には河村氏の地盤でもある「愛知1区」から立候補しましたが、落選。 2017年には、名古屋市の副市長に登用され、河村市長のもと、任期いっぱい4年間務めました。 2022年には再び国政を目指して参院選に立候補。河村氏の全面サポートを受けましたが、惜しくも落選しました。
日本保守党の役員も兼務
そして去年立ち上げられた「日本保守党」では、河村氏は共同代表、広沢氏は事務局次長に就任。 15年近くにわたり河村氏とともに歩んできた「師匠と弟子」のような関係性で、「河村イズム」を引き継いでいます。