蓮舫氏、公約会見で小池都政の「リセット」封印 批判トーンを抑制「良いものは引き継ぐ」
都政運営についても抑制的な表現が目立った。
行財政改革で捻出される財源の想定値について問われると「具体額はご容赦いただきたい」とし、明治神宮外苑の再開発を撤回する可能性を問われても「検証する前に言葉が独り歩きするような答えはご容赦ください」と述べるにとどめた。
公約を巡っても、蓮舫氏はこれまで「公約だけが知事を評価できる」と強調していたが、「7つの約束」に具体的な数値目標は盛り込まず、「東京全体をもっと良くする」「あなたの安心大作戦」「本物の東京大改革」など柔軟性を持たせる表現が目立った。
蓮舫氏は「政策を作るにあたっては、バラマキをしないことと、実現不可能なことは言わない。その部分ですべて実現可能だ」と強調した。(奥原慎平)