サウナ文化定着へ 静岡市、条例改正で規制撤廃 「サウナ振興地域おこし協力隊」採用も
静岡市は屋外サウナ営業などがしやすいように市公衆浴場法施行条例を改正する。衣類を身に着けて利用するサウナ室や水風呂では、外部から見通すことができない構造にするとの規制を撤廃する。サウナによる観光振興に取り組む「サウナ振興地域おこし協力隊」の採用も予定していて、民間によるサウナ文化定着の取り組みを支援する。 サウナ利用者は水道水のシャワーで体を洗うことが多いため、浴室に湯栓と水栓の両方を設ける規定もなくす。市議会11月定例会に条例改正案を提出し、29日に厚生委員会に付託された。 サウナ振興地域おこし協力隊は2月に静岡鉄道(葵区)や静岡県内のサウナ施設事業者が設立した静岡サウナ協議会(三島市)と連携し、市内のサウナ施設の魅力を発信したり、サウナイベントを企画したりする。採用は1人で、来年1月からの活動を予定し、現在応募者の選考作業を行っている。
静岡新聞社