大の里、充実3連勝 遠藤も攻め続け無傷
大相撲秋場所(両国国技館)3日目の10日、関脇大の里は西前頭2枚目の王鵬を寄り切り、初日から3連勝とした。紙一重の勝利だった初日以降、取組を重ねるごとに内容は充実しており、この日も前に出る相撲で相手を圧倒。「一日一番集中する」と充実した表情で語った。 【写真】王鵬(左)を攻める大の里=両国国技館 大の里は勢いのある立ち合いで、一気に前進すると、引いた王鵬を3秒で寄り切った。4日目は小結大栄翔との一番が組まれ、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は「自分のペース、相撲を取っていけるかが大事だ」と話した。 東前頭8枚目の遠藤は西前頭9枚目の欧勝馬を押し倒し、無傷の3連勝とした。張って出て圧力をかけ続け、欧勝馬が土俵に手を付いた。「どんどん攻められたので良かった」と満足そうに振り返った。 西十両14枚目の欧勝海も3連勝。元関脇碧山に突き合いから右を差されたが、左上手を引きつけて寄り切った。「狙った勝ち方じゃなく、良くなかった。満足せず、集中していきたい」と表情を引き締めた。 西前頭11枚目の輝は東前頭10枚目の玉鷲に押し出されて2敗目を喫した。