『ダイの大冒険』一強なのか? 傑作ぞろいの「ドラクエ」アニメ&マンガ
ゲームだけじゃない、アニメ&マンガも面白い「ドラクエ」
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日が2024年11月14日(木)と発表され、さっそく通販サイトではランキング上位になるなど、「ドラクエ」へのファンの関心はいまだ冷めることがないようです。 【画像】え、絵うますぎ… これが藤原カムイ先生の『ロトの紋章』キャラたちです(6枚) さて、「ドラクエ」といえば、ゲームだけでなく、派生作品であるアニメやマンガも高い人気を誇ります。「週刊少年ジャンプ」(集英社)で原作マンガ(監修:堀井雄二/原作:三条陸/作画:稲田浩司)が連載され、2020年から2022年にかけて二度めのアニメ化がされた『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(以下、ダイの大冒険)が代表的な作品のひとつでしょう。
もちろん、「ドラクエ」を題した作品はほかにもあり、根強いファンがネット上でたびたび話題にしています。では、いま一番人気があるのはどれなのでしょうか? 『ダイの大冒険』と「良い勝負」になるかもしれない、3作品をご紹介します。
●『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』 『ダイの大冒険』と人気を二分しそうなマンガが『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』(原作・設定:川又千秋/脚本:小柳順治/作画:藤原カムイ)です。『ロト紋』の愛称の本作は、「ドラクエのエニックスからマンガ誌が出る」と「ドラクエ」好きな子供たちの間で話題になった、1991年刊行の「月刊少年ガンガン」の初期連載作品です。連載は1997年まで続き、コミックスは全21巻(完全版は全15巻)が発売されました。 物語の舞台が『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で「大魔王ゾーマ」が倒されてから100年後の世界であり、『ダイの大冒険』よりも、より「ドラクエらしさ」を感じさせる世界観です。作画を担当した藤原カムイ先生の画力が非常に高く、端正な絵柄で描写されているのも評価が高いポイントです。 「勇者ロト」の血を引く主人公「アルス」の名前は、それまで「えにくす」だったゲーム版の取扱説明書などにも使われるようになりました。続編として、『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 Returns』が「ヤングガンガン」で連載されました。