長期契約はいいのか、悪いのか【川口和久のスクリューボール】
生涯ヤクルト宣言か
7年契約を結んだ山田。いいのか、悪いのか
FA宣言するかどうかが話題となっていたヤクルトの山田哲人が、行使せず残留を決めた。報道では7年契約で総額40億円プラスアルファだという。チームの顔とも言える選手だし、昨年の契約更改で、すでに年俸5億円到達と言われている。金額的には妥当なのかなとも思う。 ただまあ……、昭和と平成の野球人としては複雑だけどね。今季、試合数が少ないとはいえ、打率.254で12本塁打でしょ。それでもダウンもなく、こんな大型契約を結んじゃうんだから、ほんと、うらやましい話だね。 最終が2027年。今、28歳だから35歳のシーズンまでということか。打者の金字塔とも言える2000安打達成もヤクルトでということになりそうだね。 今は40歳過ぎでプレーしていても不思議じゃない時代だから、35歳は若くもなく、ベテランでもない、という年齢。だけど、背番号1の先輩、岩村明憲、青木宣親のようにメジャー移籍を考える歳でもないだろう。ヤクルトのファミリー的な雰囲気を考えれば多少、成績が落ちても簡単にはクビにならんだろうし、事実上、生涯ヤクルト宣言みたいなものだね。それどころか・・・
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週刊ベースボール