全仏テニスV 胃袋支えた地元も歓喜…加藤未唯選手 転機は敗退の「ウィンブルドン」
日テレNEWS
フランス・パリで開催中の全仏オープンテニスの混合ダブルスで優勝した加藤未唯選手。快挙に地元・京都市では、在籍したテニススクールや、家族でよく訪れたという洋食店など、ゆかりある人たちから祝福の声があがっています。
■杉山愛さん「うまくパワーに変えてプレー」
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加藤選手は、思わぬ“アクシデント”から、にわかに世界中から注目される状況になりました。しかし、その悔しさをバネに「混合ダブルス」にかけ、そして、優勝を成し遂げたのです。 女子テニス日本代表監督 杉山愛さん 「切り替えることは、本当に難しかったと思います。昨日の決勝はすごく客も入っていましたし、加藤選手への注目度が高いというあらわれですから、それをうまくパワーに変えてプレーできていた」
うれしい再会もありました。試合後、加藤選手のSNSには、あのボールパーソンとのツーショットが投稿されていたのです。 加藤選手の公式Twitterより(※英語で投稿) 「あなたが元気にボールガールを続けていると聞いて、本当に安心しました。私からのプレゼント、喜んでもらえるといいな」 ボールパーソンも笑顔で写真に収まっていました。
■転機は「ウィンブルドン」のジュニア部門への出場 “胃袋”を支えた店も…
“全仏初優勝”の快挙に、加藤選手にゆかりのある人たちからは祝福の声があがっています。 私たちは、加藤選手が高校3年まで在籍した京都市のテニススクール「パブリックテニス宝ヶ池」を訪ねました。加藤選手の写真があしらわれている自動販売機でドリンクを買うと、「今日もミユと一緒に頑張りましょう!」と加藤選手の声が聞けます。 パブリックテニス宝ヶ池 石井知信さん 「いや~よくあそこまで、最後までできたなと。最後は勝つことができて良かった」 代表の石井さんは、ジュニア時代の加藤選手をよく知る人物です。 パブリックテニス宝ヶ池 石井知信さん 「やっぱり、自分で自分を鍛えていってましたね。タフ、タフ、もうエネルギッシュで、どんなことでもチャレンジして、トライして。その結果だと思います」 “転機”となったのは、テニスの四大大会の1つ「ウィンブルドン」のジュニア部門に出場したときのことです。その時は、思うような成績は残せなかったといいますが、大舞台でプロの基礎を学んだといいます。 パブリックテニス宝ヶ池 石井知信さん 「その時感じた“手応え”の方が大きいでしょう。“自分がやっていける”という自信をこの頃から持っていたのでは」