盛況に総踊りや餅まき、雨天で屋内に会場移し寝太郎まつり【山陽小野田】
山陽小野田市厚狭地区に民話として伝わる寝太郎の偉業をたたえる「寝太郎まつり」が29日、厚狭地区複合施設の体育館で開かれた。寝太郎総踊りやステージイベント、飲食バザー、餅まきなど多彩なイベントが繰り広げられ、7000人(主催者発表)でにぎわった。同実行委員会(委員長・豊田弘光山陽商工会議所会頭)主催。 荒れ地を豊かな水田にしたという寝太郎伝説にちなんだ祭り。雨のため、厚狭駅前商店街周辺から会場を移し、山車パレードは中止となった。 ステージイベントではキッズダンス、よさこい、フォークダンス、バンド演奏などが行われた。長州ハッピースマイルときめき隊は、来場者にも参加を呼び掛けてJポップの音楽に合わせて踊り、会場が一丸となるほどの盛り上がりを見せた。寝太郎総踊りには地元の子ども会と婦人会の約120人が参加した。フィナーレの餅まき大会では90㌔分の紅白餅や菓子がまかれ、多くの人が手を伸ばした。 豊田会頭は「雨でパレードは中止となったが、大勢の人が集まり盛り上がってくれてうれしい。厚狭の伝統行事として愛されていると感じた」と話した。