〔NY外為〕円下落、155円近辺=一時同17銭、34年ぶり安値更新(24日朝)
【ニューヨーク時事】24日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、日米の金利差に着目した円売り・ドル買いが加速し、一時1ドル=155円17銭まで下落した。155円台を付けるのは、1990年6月以来約34年ぶり。午前9時現在は154円90銭~155円00銭と、前日午後5時(154円78~88銭)比12銭の円安・ドル高。 東京市場では、円の対ドル相場は154円98銭と155円台目前まで円安・ドル高が進行。欧米市場の取引が始まると、幅広い通貨に対するドル買いの流れに押され、一気に155円の節目を割り込んだ。日本政府・日銀が介入に踏み切るとみられていた「防衛ライン」を抜け、その後は155円近辺で神経質な商いとなっている。 米商務省が朝方発表した3月の耐久財受注額は前月比2.6%増、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注は0.2%増。いずれも市場予想にほぼ沿った水準だった。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0680~0690ドル(前日午後5時は1.0698~0708ドル)、対円では同165円50~60銭(同165円62~72銭)と、12銭の円高・ユーロ安。