「参院選まで石破さんが続けることない」 政治ジャーナリスト「ワイドナ」で退陣断言 早ければ3月…“顔”変えてW選の可能性も
元日本テレビ政治部官邸キャップで政治ジャーナリストの青山和弘氏が3日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。少数与党での船出となった石破政権について、来夏の参院選まで「石破さんが続けることはない」と断言した。 番組では、先の衆院選で与党が過半数割れとなり、今後の石破茂首相の政権運営について特集した。 大敗を受け、現在の自民党内の空気について、青山氏は「石破さんを今変えて新しい人になっても、少数与党で、今度はその人が野党をどうするかとか苦労しなくちゃいけないから、自民党内で石破降ろしみたいなのはあんまり起こってない」と首相の責任を問う声は大きくないとした。 MC・東野幸治が「来年の夏、参院選がありますけど…」と質問。青山氏は「私は参院選まで石破さんが続けるっていうことはないだろうと思います」と断言すると、スタジオには「えーーって」と一斉に驚きの声が上がった。 青山氏はその根拠について「まず内閣不信任案がどこで通るかわからないんで。そのとき内閣総辞職の可能性がありますし。やはり予算を通すという段階で、国民民主党が、来年3月の本予算を通さないといけないんですけど、本予算にまで賛成するかどうか分からないんですね。そこで予算と引き替えに退陣という可能性もあります」と来年3月に早くもヤマ場が訪れると指摘した。 仮に予算案が通ったとしても、「そのころになると、自民党は予算が通ったら、“参議院選挙はあなたじゃ戦えないから”って。そこまで石破さんにやってもらって、そこで顔を変えて」と党内から石破降ろしも起きると語った。 さらに、状況が好転して場合には自民党は「参議院選挙で勝てると思ったら、衆参ダブル選挙もありうると思います。そしたら衆院も一気に取り返せる可能性もでてきます。このままじゃ立ち行かないから」とダブル選挙に打って出て、過半数割れ解消をもくろむ可能性もあるとした。