ダイフクが次世代経営体制へ、クリーンルーム事業部門長の寺井氏を次期社長候補に
ダイフクは2024年11月8日、取締役 常務執行役員 クリーンルーム事業部門長 クリーンルーム事業部長の寺井友章氏が代表取締役副社長(COO) 副社長執行役員に就任するなど2025年1月1日付で行う役員人事を発表した。現在同社の代表取締役は、代表取締役社長(CEO) 社長執行役員の下代博氏1人の体制だが、2025年度(2025年12月期)からは代表取締役2人の体制に移行し、寺井氏は次期社長候補となる。 寺井氏は1968年7月13日生まれの56歳。1994年4月にダイフクに入社した後、2011年4月に米国法人のDaifuku Webb Holding Company Company(現 Daifuku North America)のDirector、2015年4月に台湾法人の台湾大福高科技設備の董事長に就任。2017年4月にeFA 事業部(現クリーンルーム事業部)の生産本部長を経て、2021年4月に執行役員 クリーンルーム事業部生産本部長、2023年4月にクリーンルーム事業部長(現職)、2023年4月に常務執行役員 クリーンルーム事業部門長(現職)、2024年6月に取締役 常務執行役員(現職)を歴任している。 寺井氏の代表取締役就任は、事業環境の急速な変化に対応して、ダイフクグループの持続的な成長と企業価値向上を目指すとともに、次世代に向けた経営体制の構築も見据えた人事となっている。現社長の下代氏は、2024年11月8日にオンラインで開催した2024年度(2024年12月期)第2四半期(7~9月期)決算発表において、寺井氏を代表取締役副社長(COO)に選んだ人事について以下のように述べている。 「私自身が社長を拝命して7年目を迎えるなど、世代交代を考えていかなければならないタイミングになっている。次期体制に向けては、社外取締役を含めた諮問委員会で後継候補を検討してきたが、最先端を走っていくことを目指すダイフクにとって、クリーンルーム事業部門長を務める寺井氏が適任だと判断した。私とは年齢が離れている(下代氏は66歳)が、次の世代を背負っていくには新しい考え方や新しい技術への対応が必要であり、そういった観点でも適任だと考えている」(下代氏) 寺井氏の昇格に合わせて、取締役 常務執行役員 CHRO(Chief Human Resource Officer) コーポレート部門長の田久保秀明氏、常務執行役員 オートモーティブ・エアポート事業部門長 エアポート事業部長の上本貴也氏、常務執行役員 CTO ビジネスイノベーション本部長の権藤卓也氏ら3人の常務執行役員が専務執行役員に昇格する人事も発表された。なお、寺井氏はクリーンルーム事業部長、上本氏はエアポート事業部長から外れる。
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