車重1200kg未満のスポーツEV、ケータハム プロジェクトVが日本初公開。2025年~26年に発売
コクピットはとにかくシンプルでストイックな印象も
2024年1月12日、ケータハムジャパン(エスシーアイ)は英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(2023年7月)で発表されたスポーツEVのコンセプトカー「ケータハム プロジェクトV(Caterham Cars Project V)」を日本初公開した。 【写真】英スポーツの伝統美を感じさせる「ケータハム プロジェクトV」をもっと見る オープンホイールのライトウェイトスポーツカー「セブン」(通称:スーパーセブン)で知られるイギリスの自動車メーカー、ケータハムは過去にロードスターモデルであるC21をごく少ない台数製造・販売したことはあるが、主力モデルは今も昔もセブンである。1950年代に企画されたロータス セブンのスタイルをほぼ変えることなく受け継ぎ、EV(コンセプトモデルが2023年5月に発表)になったとしてもそのフォルムは大きく変わらない、稀有な存在だ。 一貫してオープンボディのクルマを製造してきたケータハムだが、2023年7月にクローズドボディのコンセプトカー「プロジェクトV」を発表してきた。ドライバーズシートをホイールベースの中央近くに配置した、まるでミッドシップスポーツカーのようなフォルムで、フロア下に55kWhのリチウムイオンバッテリー、リアアクスルに272psのモーターを搭載したRWDのEVである。 インフォテインメイントシステムはシンプルなものだというが、これはスポークにプッシュ式のボタンを一切配置していないハンドルや、操作系の少ないセンターコンソールを見れば一目瞭然だろう。それでも、センターディスプレイにはスマートフォン(写真ではApple CarPlay)のミラーリング機能を備えられている。 2024年1月13・14日の東京オートサロン2024で日本初公開されたケータハム プロジェクトVは現段階ではコンセプトカーで、市販モデルの市場投入は2025年後半から2026年前半を予定。また車両価格も8万ポンド(約1484万円)未満であることをアナウンスされている。