《証拠LINE入手》「河合塾から来た講師だけは…」“受験目前に教室閉鎖”予備校「ニチガク」元講師が証言する“破産の兆候”「無理です」チューターたちの悲痛な叫びも…
アルバイトへの給与支払いも遅延
ニチガクでチューターとしてアルバイトをしていたB氏もこう続ける。 「昨年12月9日、事務局からチューターのグループLINEに『12月10日支給の10月分アルバイト代金の支払いを12月30日に変更したい』という通達がありました。社員や講師への給与未払いについては知っていましたが、アルバイトへの給与の遅延は今までなかったので意外に思いました」 そのグループLINEは以下の通り。 〈金融機関からの融資等の交渉を進めております中で必要書類や条件面等で今少し調整に時間を要しますので、融資実行日が12月9日から12月30日に遅れてしまうことになってしまいました〉 しかし、予定されていた支給日の12月30日になってもアルバイト代は振り込まれなかった。 「12月30日になっても振り込まれなかったので、チューターの一人が、いつ振り込まれるのか催促のLINEを送ったのです。すると、事務局は『代表と連絡がとれないので確認できていない』と。いまだにアルバイト代は支払われていません」(B氏) チューターの中には、有名大学に進学したニチガク出身者も多いという。チューターとして、生徒を支えてきた彼らもまた、給与未払い状態なのだ。そして、教室の閉鎖についても当日まで知らされていなかったという。 「生徒を通じて、閉鎖を知りました。生徒はみんな『これからどうしよう』『親になんて言えばいいのか……』と動揺していました」(同前) 受験本番直前の、突然の教室閉鎖に困惑が広がっている。 ◆◆◆ 「週刊文春」では、今回の件について情報を募集しています。文春リークスまで情報をお寄せください。 文春リークス: https://bunshun.jp/list/leaks
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