県総、市総1万4000人熱狂 カターレ「運命ともに会場来て」 グラウジーズ「昨季より試合面白い」
●目指せ昇格! 6日、富山市の県総(富山県総合運動公園陸上競技場)でのJ3・カターレ富山戦に9700人、市総(富山市総合体育館)のB2・富山グラウジーズの試合に4065人のファンが詰め掛けた。いずれも勝利を挙げることはできなかったものの、県総は青色に、市総は赤色のチームカラーに染まり、富山を代表するプロスポーツ両クラブのホームは熱狂に包まれた。 【写真】赤色を身に着けてグラウジーズに大声援を送るブースター=富山市総合体育館 カターレ富山は来場者1万人を目標に集客活動を繰り広げ、Jリーグ参入以降3番目に多い9700人が観戦した。J2自動昇格圏を争うFC今治との大一番はスコアレスドロー。GK田川知樹選手は「今までで一番の雰囲気の中でプレーできて幸せ」と終盤のピンチを好セーブでしのいだ。 無得点で試合が進む中、途中出場したFW碓井聖生選手(上市町出身)は自らチャンスをつくろうと力を振り絞って走り、「勝利を届けたかった。暇さえあれば県総に足を運んでもらって、勝利を見てもらいたい」と話した。 ゴール裏には「全ての選手スタッフ、スポンサー、サポーター一丸で勝利を掴め」の横断幕が掲げられた。「サポーターの『心一つに』の大合唱が胸に響いた。勝ち点3をプレゼントしなければと感じた」と小田切道治監督。残るホーム戦は3試合で、DF安光将作選手は「運命をともにしてください」とさらなる来場を求めた。 カターレ富山は12日、宮崎県のいちご宮崎新富サッカー場でテゲバジャーロ宮崎と対戦する。