インパクトは前傾角度を保つことが大事! 上体が伸び上がってしまう人の解決策は?【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯88】
坂詰 じゃあ、ゴルフの場合はどうすればいいのかっていうと、少ししゃがんで両腕を頭の上に上げた状態から、両腕を下に振り下ろし、お尻を後ろに突き出しながら、ジャンプするんです。 O編 なに、そのジャンプ? そんな運動、日常生活にないよ(笑) 坂詰 でしょ。だから、みんななかなかできないんです。でも、このジャンプをすると、両脚が伸びて、お尻が後ろに突き出て、前傾角度が深くなりますよね? さらに、両脚を伸ばしているのに、頭が上がらない。それって、まさにツアープロのダウンスウィングの動きじゃないですか? タイガー・ウッズなども、ダウンスウィングで、お尻が後ろに突き出て、前傾角度が深くなるでしょ? O編 おおお。確かに……。 坂詰 とにかく、前傾角度を保つには、ダウンスウィングでお尻を後ろに突き出す動きがポイントになるんです。ツアープロのスウィングを解析すると、ほとんどの選手はアドレス時よりもインパクト時のほうが、お尻が後ろに出ているんですよ。 O編 前傾角度を保つためには、どちらかというと、前傾角度を深める感覚が必要になるんだね。 坂詰 そういうことです。とにかく、このジャンプと同じ感覚でダウンスウィングできれば、前傾角度を保ったまま、左脚を伸ばして体を回旋できるんですよ。 O編 でも、これは結構な意識改革が必要になるかもね。最初は違和感が強いだろうし。 坂詰 そうですね。ほとんどの人は、こんな運動やったことがないでしょうからね。ですから、まずは両腕を振り下ろしながらジャンプして、お尻を後ろに突き出して跳ぶ感覚を身につける。それができたら、同じ感覚でシャドースウィングや素振りを繰り返し、それから球を打つようにするといいんじゃないでしょうか。 O編 少しずつ、その運動に慣れていくってことだね。 坂詰 はい。新しい動きはなかなか身につかないかもしれません。でも、この力の使い方がわかってくると、スウィングは大きく変わるので、興味のある方はぜひ試してみてほしいですね。 PHOTO/Takanori Miki THANKS/GMG八王子ゴルフ場 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年11月12日号「ひょっこりわきゅう。」より
週刊ゴルフダイジェスト
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