笑顔の（左から）クリス智子、藤あや子、小松莊一良監督

　演歌歌手の藤あや子（63）が1日、東京都内で映画「恋するピアニスト　フジコ・ヘミング」（小松莊一良監督、18日公開）の完成披露舞台あいさつに出席した。 ◆藤あや子が公開した愛猫の『奇跡の一枚』【写真】 　今年4月に92歳で他界した天才ピアニストのフジコ・ヘミングさんのドキュメンタリー映画で、2018年にロングランヒットした「フジコ・ヘミングの時間」以降の4年間を追った作品。 　生前のフジコさんと親交があった藤がこの日駆け付け、「初めてお会いした時は緊張した。温かいお人柄」としのび、「この場にいらっしゃらないのは残念。この日を喜んで、どこかお席にいる」と目を細めた。 　藤は、フジコさんとの秘話も披露。保護猫の里親になる際、一時は22匹の猫を飼っていたフジコさんは「あなたね、猫はきっと恩返ししてくれるよ」と言ったそうで、藤は「恩返ししてもらっている」とほほ笑んだ。 　小松監督とは、自身のミュージックビデオを手がけてもらっている仲でもある。今回の映画について「フジコさんはかっこいい。力強いし、繊細。少女のような部分がある。よく監督は引き出したなと。さすが小松監督、拍手です」と絶賛した。 　この日は、フジコさんのファンというラジオパーソナリティーでタレントのクリス智子（53）が司会を務めた。