北乃きい×本郷奏多の剣道エンタメ映画「てっぺんの剣」、ロケ地の大分で先行公開決定
麦焼酎メーカーの“ヤメ剣”社長が率いる廃部寸前の実業団剣道部に、時空を超えて“剣豪”女子が降り立った──。全国大会で頂点を目指す剣道部員たちの奮闘を描いたエンタメ映画「てっぺんの剣」が、ロケ地である大分県のT・ジョイ パークプレイス 大分で、9月27日(金)よりプレミア先行公開される。ティザービジュアルが到着した。
主演は「武士道シックスティーン」で剣道ファンの心を掴んだ北乃きいと、『カムカムエヴリバディ』で時代劇の大部屋俳優を好演した本郷奏多。 共演には福山翔大(二段)、チャンカワイ(三段)、秋野太作(初段)、天野浩成(三段)、渡辺正行(六段)、剣道ユーチューバー芸人〈剣道三段五段〉のよしき(三段)・そのせん(六段)といった有段者がずらり。 さらにファン投票で選ばれた田島芽瑠(元HKT48)と熊崎晴香(SKE48)をはじめ、原田龍二、八代亜紀、松原智恵子が登場する。 監督は「あかね空」で知られ、7年ぶりの新作となる浜本正機。 SFファンタジーあり、スポ根あり、ラブコメあり。もちろん剣道の対戦シーンは迫力満点で、なおかつ剣道ビギナーにルールや魅力を伝える配慮も申し分なし。古城や温泉に彩られた大分の風情もたまらない。
剣道監修:間所俊晴(教士七段)コメント
わたしが「てっぺんの剣」剣道監修のお話を頂いたのは2017年のことだったと思います。当時武道具店に携わっていた私は、剣道愛好家のお眼鏡に適う作品を目指すのは勿論でしたが、武道具店の目線で「とにかく剣道が盛り上がってもらいたい」と考えていた私はまず、正しい剣道文化を表現し、剣道未経験の皆さんに「剣道は素晴らしいものだ」と思ってもらえるような作品になれば良いなと考え大きな目標に据えました。そしてその為には、剣道のシーンをよりリアルに、そしてより分かり易くする事が必須だと思い、映画に使用する剣道具の製造からはじまり、剣道の技の攻防、心のやり取り、また団体戦では勝ち星からの取得本数での勝敗の駆け引きを盛り込むなど、様々な箇所にこだわりやアイデアをご提案しました。俳優の皆さんたちは本当に熱心に稽古に励んでくださり、本物の剣士さながらの気迫を纏った構え、剣の扱いを習得してくださいました。対戦シーンの振付は、私や剣道指導を手伝ってくれた皆さん、俳優さんたちとの合作で、みな目をキラキラさせながらあーでもない、こっちのほうがいいと、「喧々諤々」対戦シーンの剣の応酬を決めていきました。 その工夫は、撮影後のポストプロになっても続き、音声ダビング寸前のアフレコまで続きました。 関係者プレビューで本編を見終わり、剣道監修を手がけた私自身、その成果のすばらしさに胸が熱くなりました。 このような本格的な「剣道映画」はいまだかつてなかった! これも俳優の皆さん、現場アイデアに悉く即応してくれた脚本家の早野先生、短い撮影期間(剣道シーンの撮影は会場の都合で短期決戦でした)の中で懸命にこの剣道映画に取り組んでくださったスタッフの皆様、そして追撮を含め剣道シーン撮影のために集まってくれた本当にたくさんの剣士の皆さん、皆様と共に総力を結集して成し遂げた作品です。 この作品の監修に携われた事を心から誇りに思います。