穏やかに明けた2025年、各地で新年を祝う恒例行事が行われました。 隊長： 放て！ 国宝・松江城に響き渡った鉄砲の音。陣羽織(じんばおり)や甲冑(かっちゅう)姿の「松江城鉄炮隊」が、正月恒例の初撃ちを披露しました。 観光客： 迫力があって、音が大きくてとてもかっこよかった。 観光客： 子どもが武将好きで、この機会に本物が見られて光栄です。今年が良い一年になりそう。 初撃ちには、女性だけの「松江城姉さま鉄炮隊」も参加しました。隊長として指揮を執るのは、本間恵美子さん。2024年にノーベル平和賞を受賞した日本被団協の専務理事を務めています。 松江城姉さま鉄炮隊・本間恵美子隊長： 今年は戦後80年を迎えますし、松江城下の安寧と皆様の幸せを毎年願って撃たせていただいているので、今年も是非良い年になるように思っている。 終戦、そして広島と長崎への原爆投下から80年を迎える2025年、初撃ちには平和への願いも込められていました。 一方、各地の百貨店では2日、恒例の初売りが行われました。このうち米子市のJU米子高島屋では午前9時半の開店を前に長蛇の列。用意された約1600個の福袋は、一部が即完売になるなど売り場に活気があふれました。 お客さん： 今年は吉兆庵さんとか、お菓子系をまだ少ないですけど、6つ、7つくらい。 お客さん： お肉を目当てに来ました。たぶん20くらいはいってるんじゃないですか。 お客さん： いつも年始に来る子や孫や、ひ孫というところにチョコレートが一番あげるのに良くて、毎年の行事です。 JU米子高島屋・森紳二郎社長： 松江、出雲のお客様も昨年沢山お越しになっておりまして、松江、玉造方面の宿泊・食事の抽選のプランも用意させていただいております。 抽選タイプの福袋には、島根県東部の温泉宿泊プランも。松江市の一畑百貨店が閉店して初めての正月初売り、松江や出雲などからの顧客の囲い込みへ年の初めからしかけます。 一方で出雲市では、こんな初売りも…。 店員： 元旦に大谷選手、世界のスーパースターのグッズをお買い求めいただいて、ゲン担ぎしていただくというのは、とてもよろしいかと思います。 大谷翔平選やダルビッシュ有選手など、日本人メジャーリーガーの公式グッズ300種類以上を集めたミュージアム風ショップです。アメリカのプロスポーツのグッズの輸入販売を手がける会社が企画し、山陰に初めてお目見えしました。 田中祐一朗記者： こちらに展示されているのは、実際に使用された三塁ベースなんですが、触ってみると意外と固いです。 店内には、昨シーズン大谷選手が35個目の盗塁を決めたときに踏んだベースを展示。さらに大谷選手が打ったファールボールや2023年のエンゼルス時代に投げたボールなど、目にするのも珍しい貴重なグッズも販売されています。 セレクション・インターナショナル 渡辺昌宏さん： 私ども多くのお客様にご縁をいただきたいという思いを込めて、この出雲の地から新春スタートしたいということで開店しました。 一番客： 日めくりカレンダーを3つとアクリルスタンド、カレンダーと縁起物だといわれるこれを。 お客さん： 去年MVPを獲って素晴らしい活躍だったので、やはり元旦からやってきました。 お客さん： 家族ぐるみで応援しているので、親に届けたいなと。 このショップは、7日午後5時までJR出雲市駅構内の「アトネスいずも」で開かれています。巳年の2025年、穏やかに幕が上がりました。