阪南大高MF伊藤成康がU-16代表候補戦で2G2A。プリンス関西1部で10発の2年生は「全国では点を取って、もっと活躍できるように」
[11.13 練習試合 U-16日本代表候補 1-5 阪南大高] 阪南大高(大阪)MF伊藤成康(2年=大阪市ジュネッスFC出身)が、U-16日本代表候補相手に2得点2アシストの活躍。0-0の前半14分に投入されると、直後の15分に敵陣でのインターセプトから右足シュートをゴール右隅に叩き込んだ。 【写真】「全然違う」「びびるくらいに…」久保建英の9年前と現在の比較写真に反響 さらに17分には、左サイドからカットインして右足シュート。これが前方のFW弓場潤哉(3年)に当たってコースが変わり、そのままゴールへ吸い込まれた。出場からわずか3分でチームにもたらした2点のリード。2年生MFの勢いは後半も止まらなかった。 2-1の後半16分、敵陣で再び相手のビルドアップをインターセプトし、右足シュートを右隅へ流し込んだ。「1点目も、2点目も相手のビルドアップで逆サイドにあるところを自分がずっと狙っていて、それがうまくハマったから点に繋がりました。前からの守備っていうのを言われていて、ずっと自分で狙って、それが上手くいって2点に繋げられたのは、やっぱりチームとして取れたものだと思う」。味方と連動しながら抜け目ない守り。それを自身の2ゴールに結びつけた。 伊藤は直後にもインターセプトからFW硲冬真(3年)のゴールをアシスト。インターハイではプレミアリーグWEST首位の大津高(熊本)戦で同点ゴールを決め、プリンスリーグ関西1部では10月の神戸弘陵高(兵庫)戦でハットトリックを記録するなどすでに2桁得点をマークしている。その2年生MFが、快勝に大きく貢献した。 年代別日本代表候補との戦いは貴重な経験に。「上手いけれど1個下っていうのもあって強度的にはあんま負けてなかったなって思えるんで、それがまた同年代とか1個上になった時に通用するかっていうと分からないんで。もうちょっとフィジカルのところとかは鍛えていかないといけない」と語った。 味方を活用しながらの動きが上手く、個の力で1人を剥がしてチャンスメークする力も持つ。ゴール連発中のアタッカーは、大目標の選手権へ向けて「今回、(予選は2得点を記録したが)決勝はあんまり良くなかったんで、全国では点を取って、もっと活躍できるようにしたい」と意気込んだ。