<高校野球>星稜林監督を学校が処分 「サイン盗み」直接抗議などで 6月上旬まで指導禁止
第91回選抜高校野球大会2回戦の星稜(石川)―習志野(千葉)戦で、相手にサイン盗みの疑いがあると抗議した星稜の林和成監督(43)について、同校は15日、春季北信越地区大会が終わる6月上旬まで部活動の指導を禁止すると発表した。監督は山下智将(としまさ)部長(37)が代行する。 同校によると、3月28日の試合後、習志野の控室で直接抗議した林監督の行為について「試合中に『サイン盗みの確証はない』と判定した審判団に承服しない態度表明で、フェアプレーの精神を侵した」と認定。その後も学校の許可なく週刊誌の単独取材を受けて正当性を主張し「高校野球ファンの期待と信頼を傷つけた」と判断した。12日に林監督と山下部長の懲戒処分を決めたという。 山下部長は山下智茂元監督(現名誉監督)の長男。林監督の復帰時期について学校側は「コメントできない」としている。【岩壁峻】