横浜高島屋に「伊藤園 点」　抹茶のかき氷が楽しめる茶寮

　伊藤園（東京都渋谷区）は、「点（た）てたて」の抹茶のかき氷が楽しめる喫茶形態のコンセプトショップ「伊藤園 点（てん）」を、横浜高島屋（横浜市西区南幸1）に期間限定で展開する。（ヨコハマ経済新聞） 【写真】密柿みるく 抹茶&ナタデココ 　「お茶を点てて提供すること」にまつわるすべての事をお茶の文化ととらえ、「お茶を点てる」という行動から着想を得た「点」というキーワードをシンボルデザインにした茶寮で、かき氷を中心とした期間限定店舗として、地下1階「Foodies'Port2」スウィーツマーケットに出店する。 　抹茶は、国産のてん茶のみを使用し、抹茶特有のうまみや甘みを楽しめる。ほうじ茶もてん茶を焙煎（ばいせん）した「焙煎てん茶」を使用している。抹茶やほうじ茶と、いちご練乳・きなこ黒蜜・みたらし練乳などとを組み合わせたかき氷を販売する。 　てん茶は、もまずに乾燥させたお茶で、茶葉を蒸した後にそのまま乾燥し、茎や葉脈などを除いた後の細片が「てん茶」となる。玉露と同じようにヨシズやワラといった伝統資材や、寒冷紗のような資材で茶園を覆い日光を遮って育てた茶葉は、青海苔のような独特な香味があり、主に茶道のお点前用に使われているという。 　同店は「本来、おいしい抹茶を点てるには長年培った技術と経験が必要とされ、人によっては仕上がりにバラつきが出てしまう。今回の店舗では、バラつきがなくいつでもクオリティーの高いおいしさをご提供するために機械式の茶筅を採用し、安定したきめの細かいクリーミーな泡立ちを実現。出店を通じて、これまでのお茶で培った知見を活かし、『原料』から『提供方法』にまでこだわった抹茶の新しい魅力を夏のスイーツにアレンジしてお伝えすることで、日本国内の皆様にとどまらず、海外からのお客様にお茶を身近に感じていただける場所として展開していく」としている。 　営業時間は10時～21時。期間は6月5日～9月30日。