ロッテ・山口航輝「負けたくないという思いはある」~10月25日のZOZOマリン秋季練習~
ロッテの秋季練習が25日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。 この秋季練習で、打者陣は基本的にセンターから逆方向を意識して打っている。山口航輝は、これまでもセンターから逆方向を意識して打ってきた。今までの継続というイメージで打っているのだろうかーー。 「継続、逆方向に強い打球を打たないといけないと思いますし、かといって弱い打球じゃ今年みたいになってしまう。強い打球をいかにバックスクリーンでもいいと思うので、今日はバックスクリーンを目掛けて強い打球を打ちにいっていました。センターにいい打球が打ててるというのはいい形じゃないと、バックスクリーンに入らないと思います。そこを目指してやっていきたいと思います」。 昨年の秋季練習では、岡本和真モデルのバットを使ったり、いろんな打撃フォームを試していた。今年の秋に関しては「バットはそのままで行こうかなと思って、フォームとかもそこまでいじるわけではなく、よりどうしたらいいのかを考えながら。今も動作解析とかを行っていて、ヒアリングして“こうしたほうがいい”、“ああしたほうがいい”というのが出たら、自分の感覚に達していくという感じですね」と教えてくれた。 24日に行われた2024年度プロ野球ドラフト会議で、ロッテは1位に西川史礁を指名。西川は山口と同じ右打ちの外野手で長打が魅力的な選手だ。同じタイプの選手が入ってきたことに山口はどう感じているのだろうかーー。 「今年だけじゃないですし、(石川)慎吾さんが入ってきて、愛斗さんが入ってきて、同じタイプの選手がここ最近補強されていると思うので、シンプルに悔しい。負けたくないという思いはある。ドラフトに入ってくる子だけじゃないので、そもそも入ってくる前から競争は激しい。入ってきたからどうとかはないし、今年は周りの人を気にして自分がうまいこといかなかった。周りの人を気にはなると思うんですけど、まずは自分がやることをやって勝負できないと今年みたいなことになる。できることをやりたいと思います」。 ◆ 友杉「毎日しっかりやっていきたい」 山口と同じ2000年世代の友杉篤輝は「守備はショートとして一番大事だと思うので、毎日しっかりやっていきたいと思います」と、全体練習後に今日もショートのポジションで根元俊一コーチのノックを受けた。 「根元さんと課題でゲッツーのスローイングの確実性、ランニングスローの確実性だったりというところをやっているので、うまく体の使い方を覚えながら正確性を上げていけたらと思います」と誓った。 また、打撃練習では「今はダウンスイングにしていた軌道を直そうと思ってやっているので、逆方向に打ったほうがしっかり後ろから入れるので、個人的にはいい練習ができているなと思います」と手応えを掴んでいる。 取材・文=岩下雄太
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