【大学野球】大商大の「秘密兵器」が早大相手に快投 高校時代は山田陽翔の陰に隠れていた左腕
ストライク先行を心掛けた投球
東京ドームのマウンドでは、とにかく「ストライク先行」を心がけ、この日の結果につなげた。この日は近江高・多賀章仁監督がスタンドで観戦し、星野は「高校時代より成長した姿を見せられたと思います」と振り返った。そして、こう言った。「少しは自信がついた。素晴らしい舞台を経験させていただき、今日できたことを継続して、またここに戻って来られるように、練習を重ねていきたいです」。 富山監督は「自信がついたでしょうね。これからが楽しみ」と目を細めた。高校時代はエースで主将を務めた山田の存在感があまりにも大きかった。脚光を浴びる機会が少なかったサウスポーにとって今大会、野球人生のターニングポイントとなる一戦となった。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール