不祥事が相次いだ香川県内の土地改良区への対応について、池田知事は５月２７日の週から県内すべての土地改良区を対象に特別検査を行い、２０２４年８月末までに再発防止を徹底する方針を示しました。 香川県内の土地改良区を巡っては４月、高松市議会議員だった男が土地改良法違反の収賄容疑で逮捕・起訴されるなど不祥事が相次いでいて、県は５月２３日と２４日に県内１０２の土地改良区と土地改良連合にコンプライアンス研修を行いました。 その上で、５月２７日の週から８月末までにかけてすべての団体を対象に特別検査を行い、業者の選定基準の明確化や、複数の役員で審査内容を確認する体制づくりを指導することにしています。 （香川県　池田豊人知事） 「引き続き、土地改良区に対する指導を徹底したい」 また、総務省の調査で県内の空き家の数が過去最多の約９万１０００軒になったことについて、池田知事は「大きな県政の課題」と話し、県内の市や町と連携して対策に取り組む考えを示しました。