災害時に役立つ「ポリ袋クッキング」を子どもたちが体験 防災意識を深める 岡山【こつこつ防災】
KSB瀬戸内海放送
防災の話題を伝える「こつこつ防災」です。子どもたちが災害時に役立つ調理方法「ポリ袋クッキング」を体験し、防災意識を深めました。 【写真】ポリ袋クッキングを体験する子どもたち
岡山市北区のコープ大野辻で開かれた防災意識を育むイベント、「親子でポリ袋クッキング 防災食を作ってみよう」です。 生活協同組合のおかやまコープが定期的に開いているもので、今回は夏休み中の小学生13人が参加し、「ポリ袋クッキング」を体験しました。 (おかやまコープ わっふる みんなの食堂/吉田淳子 代表) 「子どもたちに防災の意識を持ってもらう、いざという時に生きる力というか自分でご飯を作るということ、そういったものを学習していただきたいなと思って企画しました」 「ポリ袋クッキング」は、耐熱性のあるポリ袋に必要な食材を入れて「湯せん」し、間接的に熱を通します。 ポリ袋が下ごしらえのボールや鍋の役割りを兼ねるため洗い物が少なく、災害時に役立つ調理方法です。 メニューは「大豆ミートのソーセージ」や「ツナコーンリゾット」など4品です。 大豆ミートのソーセージは叩いて粉状にした「乾パン」や「大豆のお肉」、「卵」や「調味料」など全ての材料をポリ袋に入れてしっかり混ぜます。 形を整えたら空気を抜きながらポリ袋の口をくくります。 そして約10分間「湯せん」します。 (参加した子どもはー) 「普段とは違う料理だったので、違う体験ができて良かったです」 「楽しいっていうのもあるけど、やったことないから難しい」 「家でも作れそうなので、またやってみたい」 ポリ袋で作った料理が完成しました。食器には災害時と同じように、ラップを敷いて洗い物が出ないように工夫しています。 (参加した保護者) 「ポリ袋(クッキングは)すごく手軽で自宅でも試してみたいです。防災意識が高まりました。いざという時は役立てたいなと思います」 また「湯せん」した料理は、温かいことはもちろん、中がほぼ真空状態になるためうま味が逃げず食材に浸透しておいしさも増すそうです。 (おかやまコープ わっふる みんなの食堂/吉田淳子 代表) 「(ポリ袋クッキングは)子どもたちでも簡単にできる。包丁も全然使わないし、袋に入れるだけの調理なので、皆さん上手に作られていました。災害が起きた時に、あの時にこんなのやったなというのをちょっとね、覚えておいてもらえたらうれしいなと思います」
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