「ダメな自分も私」りんごちゃん 心の傷に自分で包帯を巻く日々「生きていくこと自体が挑戦だと思ってる」
りんごちゃん:そのTシャツ、家でもよく着ています(笑)。胸元に大きく「ME」って入れました。「私」って。 自分に誇りを持ったり、自信を持ったりすることって難しいと思うんです。私は自分に自信がない部分が多いから、自分に誇りを持っている私ってあまり想像できないんですけど、そんな私だからこそ思うことがあって。 「こういう自分、好きじゃない」って思う一面も私だと思うんです。「よく頑張りました」の自分も私。ダメな自分とちょっとおもしろいなと思う自分、2つとも私なんですよね。
人って、日々失敗や落ち込むことがあると、どうしてもネガティブになりがちですよね。でも、ダメだったなと思う自分のことを「ダメだ、ダメだ」って責めると、自分の一部分が欠落してしまいそうな気がするんです。ダメな自分も「私なんだよ」って受け入れてあげることが大事なのかなって思っています。だから、コラボTシャツで「いろんな自分があるから私」という思いを伝えたくて、「ME」のロゴをデザインしました。 ── いろんな自分があるから私、なんですね。
りんごちゃん:「私は私」って思えれば、自然と心が穏やかになって、傷つく回数が減るような気がします。 私自身、「おもしろい自分もダメな自分も私」って受け入れることで、自分で自分に傷つけてしまった傷に包帯を巻けるようになったんです。「これもあたしじゃん」みたいに。けっこう、自分を責めてしまうところがあるので。 傷に包帯を巻くのも反復練習が必要で、すぐにはうまくできないかもしれない。でも、「私は私」と心の中で唱えているうちに、いろんな面があることが自分らしさなんだなって思えるようになったんですよね。いろんな方にもそう思っていただけたらいいですね。
──「自分らしく生きる」ことに向き合って頑張っている人は多いと思います。 りんごちゃん:「頑張る」って、辛かったり、悲しかったりすることもセットになっていると思うんです。「今日は仕事でこういうことができなかった」とか、自分を自分でダメだって傷つけてしまうことが多い気がします。「そんな自分も私なんだよ」って受け入れるだけで少しラクになる。「そんなに悩まなくても大丈夫ですよ」って言いたいですね。
【関連記事】
- 【画像あり】とっても綺麗…!芸妓さんに扮したりんごちゃんの素敵ショットから意外な特技を披露する貴重なお写真まで
- 【初回】「中華料理店の子がカバンひとつで青森から上京」りんごちゃんが新幹線で流した涙 幼少期から家族を笑わせた“ギャップものまね”で「テレビに出たい」
- 【第2回】「毎日泣いてクサっていた」りんごちゃん「誰も笑ってくれない…青森とは違う」下積み時代を変えた上司の「何げないひと言」
- 【第3回】深夜番組で激変した人生のギャップがすごい ものまね芸人・りんごちゃん「忙しすぎて大事なことを忘れていた」
- 父の会社が倒産「夜に車に荷物を詰め」高橋ユウが貧乏生活で学んだ両親の教えと「泣きながら食べたラーメン」