ビヨンセ、アリアナ・グランデも支持 カマラ・ハリス大統領候補に“未来への希望”を託すニューヨークZ世代
◆ハリス氏の勝利は決して容易ではない
精力的かつポジティブに発信することで、若者たちの支持をつかんだカマラ・ハリス。無理をして作られたものではなく、ありのままの彼女そのものを感じられたことが若者たちの信頼を得る大事なポイントだったと考えられます。 最新の世論調査では、18歳から34歳でバイデン対トランプではバイデンが6ポイントのリードだったのが、ハリス対トランプではハリス氏が20ポイントもリードしています。一方で、それだけではトランプ氏を倒せない、という慎重な意見もあります。 ヒカル:希望があると言っていたけど、僕はまだ完全には確信が持てないんだ。なぜって、僕たちはまだカマラの政策についてよく知らないからね。これから彼女は、バイデンが無駄にした時間を取り戻すために、大急ぎで行動しなければならない。 彼女には「初の女性大統領」「初のアジア系」「黒人」といった、たくさんの肩書きがあるよね。でも、こうした肩書きが、彼女をこの選挙でどれぐらい助けてくれるかは、わからないと思うんだ。 メアリー:むしろ、そういう肩書きが彼女にとって邪魔になることが多いと思う。この国はいまだに人種差別と女性蔑視の国だからね。でも、だからすごいことだと思うよ。 ラボメンバーによる「アメリカは人種差別と女性蔑視の国」という発言。ほぼ半数が非白人であるZ世代は、こうした差別の存在を肌で感じ、それを変えたいと願っていますが、まだまだ激しい抵抗があることも知っています。それを乗り越えてハリス氏が勝てば、アメリカは大きく変わる。Z世代がハリス氏を支持する理由はここにもあります。 ハリス氏の勝利が簡単ではないことは、人種差別や女性蔑視の発言をしばしばするトランプ氏が強い支持を受けていることからも予測できます。「カマラがZ世代の票を得なければ勝てないこともわかっています。そのためにはどんな課題があるのでしょうか」とシェリーはコメントし、話題を締めくくりました。 (interfm「NY Future Lab」2024年7月31日(水)放送より)