昨年の様子。国際通りを練り歩く琉球王朝絵巻行列＝2023年11月5日

　2024年度首里城復興祭「国王・王妃公開選出大会」（主催・首里城祭実行委員会）が28日、那覇市の琉球新報ホールで開かれた。 【写真】国王と王妃に選ばれた知念さん、志喜屋さん 　新国王に会社経営の知念大河さん（26）＝南城市＝、新王妃に会社員の志喜屋佑衣（21）さん＝南城市＝が選ばれた。 　知念さんは、福岡の大学在学中に首里城火災が発生し、復興に携わりたい思いがあったため、応募した。子どもへの野球指導や「まんぶり新庄」の名前で、プロ野球・日本ハム監督の新庄剛志さんのモノマネをしながら野球の楽しさを伝える動画配信などをしている。知念さんは「人を引きつける力を前面に発揮して、復興を盛り上げていきたい」と意気込んだ。 　志喜屋さんは、高校生の頃から王妃に憧れがあり、応募を決めた。三線で古典や民謡を10年ほど習った経験があり、舞台鑑賞や県内観光など沖縄の文化に触れることが好きという。現在は観光業に携わる。志喜屋さんは「魅力を発信して沖縄を盛り上げていけるよう頑張りたい」と話した。 　国王に36人、王妃21人の応募があり、1次選考を通過した各5人が最終選考に出場した。新国王・王妃は11月2～4日の「首里城復興祭」や25年1月1～3日の「新春の宴」などに出演する。