馬場貴也

　ボートレースびわこのG2「第68回結核予防事業協賛　秩父宮妃記念杯」が15日から20日まで開催される。SG覇者16人、G1ホルダー24人。ベテランからヤングまで多彩な布陣の男女混合戦。伝統の一戦にふさわしい豪華メンバーが集う。 　目下獲得賞金トップ（12日現在1億2444万円）の馬場貴也が断然のV候補として地元に参戦する。 　馬場は今年9月1日のまるがめSGボートレースメモリアルでSG5冠を達成。メモリアル連覇を成し遂げ、賞金ランク1位に躍り出た。びわこ18Vはメンバー断トツの回数。うちG1は20年8月の68周年V、G2は22年3月の当競走。今節も艇界屈指の高速ターンで魅了する。 　他の地元選手では、艇界最強女子レーサーの遠藤エミに熱視線。22年大村クラシックで女子レーサー初となるSG制覇の偉業を達成。びわこでは4度のV歴。地元では初となる特別戦の戴冠を目指す。 　湖面巧者が多数参戦するが、SG4冠の湯川浩司は16年びわこ64周年、20年秩父宮妃記念杯で優勝歴がある。賞金ランク22位の片岡雅裕は17年びわこ65周年覇者。地元の深井利寿は今年9月の72周年で12年ぶりのG1優勝を決めている。 　賞金上位組では今年6月の尼崎グラチャンでSG2V達成の土屋智則がベスト6入りへ賞金加算を狙う。賞金ランク24位の深谷知博にSG6冠の井口佳典、田村隆信、笠原亮、吉田拡郎、今垣光太郎ら歴代のSG覇者が貫禄の走りでV争いを繰り広げる。