3日(水)は沖縄、西日本から関東にかけてと北海道で日差しに恵まれて暑くなりそうです。最高気温は35℃以上の猛暑日になる所もあり、特に関東から西では危険な暑さが予想されています。こまめな水分補給など熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

西日本　雨やんでも土砂災害に警戒

2日(火)午後5時現在の土壌雨量危険度

　ここ数日は活発な梅雨前線の影響で西日本を中心に大雨となっています。特に九州や山口県では、降り始めからの雨量が300ミリ近くと多くなっています。2日(火)夕方には活発な雨雲は西日本から抜けてきていますが、これまでの大雨で土の中の水分量が多く、土砂災害が発生する危険度が高まっています。土砂災害に警戒し、雨はやんでも安全な所でお過ごしください。

3日(水)は広範囲で晴れて危険な暑さ

3日(水)の天気予報と予想気温

　3日(水)になると沖縄、西日本から関東にかけてと北海道では日差しに恵まれそうです。晴れる所を中心に最高気温は30℃以上の真夏日になり、静岡、宮崎や兵庫県豊岡市など35℃以上の猛暑日になる所もあるでしょう。

3日(水)に発表されている熱中症警戒アラート（上）と熱中症予報ポイント（下）

　関東から西では暑さ指数31以上と「危険な暑さ」となり、小笠原・和歌山・徳島・福岡・佐賀・長崎・熊本・宮崎・鹿児島・奄美・沖縄本島・八重山では熱中症警戒アラートが発表されています。熱中症の危険性が極めて高くなることが予想されますので、30分に1回などこまめな水分補給や、室内では適切に冷房を使用するなどの熱中症対策を万全にしてお過ごしください。

北陸や東北は4日(木)にかけて大雨警戒

4日(木)午後6時までの24時間に予想される雨の量

　西日本に大雨を降らせた梅雨前線は、今度は北陸や東北に近づきそうです。そのため大雨の中心は北陸や東北へと移動するでしょう。北陸や東北では局地的に雷を伴って、傘をさしていても濡れてしまうような激しい雨が降るおそれがあります。 　その後も4日(木)にかけて雨が続き、4日(木)午後6時までの24時間に降る雨の量は多い所で北陸150ミリ、東北で120ミリの予想です。今度は北陸や東北で、大雨による土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要です。 （気象予報士・鈴木悠）