虎のソナタ 「奇跡の9連休」関係なし! タテジマ戦士はすでに新たなシーズンへ
「奇跡の9連休」と呼ばれているんだとか。27日に仕事納めをしたら、28日から年末年始の大型連休がスタートして、1月5日の日曜日まで休める。カレンダーの関係で仕事始めが6日の月曜日。夢のような「休」が9個並ぶ勤務表の方もおられる…らしい。 らしい、と書いたのは、少なくとも筆者の周囲にそんな幸せな日々を過ごす人物を全く見かけないからだ。トラ番たちは交互に休みを消化していく。もちろん、9連休なんて許されない。 「僕は本日(28日)が年内最後の出勤です」 2024年の自身の仕事納めにウキウキしていたのはトラ番・須藤佳裕。「KONAMI プロスピAファンフェスタin大阪」に出向いた。 「元NMBのかわいいアイドル、山本彩さんに会えるので、いい年の締めくくりです」 電話口でゴキゲンな男は、さらに幸運が続いた年の瀬をアピールしてきた。 「実は有馬記念も3連複でゲットしたんです。サンスポ紙面で人気プロ雀士の岡田紗佳さんと、謎の男・悪馬(アクマ)クンがレガレイラを推していたので、ビビビッと来まして…」 虎のソナタは、全国の阪神ファンとともに「阪神タイガースの幸運」だけを願うコーナー。馬券が当たったとか、幸せをつかんだ人の話はできるだけ載せない方針を貫いてきた。須藤があまりに一生懸命に売り込んできたので、年末の〝在庫一掃大盤振る舞い〟で書くことにしたが、どうも原稿が進まない。やっぱり〝他人の幸せ〟は蜜の味はしないのだ。 その点、当番デスク・川端亮平は「虎のソナタ」にピッタリの男。ちょうど、24年のJRAGⅠ最終戦のホープフルSのレース直後に会社に電話をすると…。 「僕の24年競馬は惨敗で終わりました。ホープフルどころか、ホープレスですね。希望は木っ端みじんに砕け散りました。ことしはJRAからほとんどお金をいただくことなく、1年が暮れいこうとしています」 気の毒ではあるが〝他人の不幸〟は蜜の味だ。しかも、川端は大みそかの当番デスクも決まっており、年始は2日から4連勤。年末年始はフル稼働だ。 「きょうはトラ番・邨田が淡路島、デスクの長友が埼玉まで遠出して、選手の取材をしてくれていますが、原稿内容を決める時間が遅くなりそうで困っています。さらに、ボクは正月紙面の担当でもあるので、本日の出稿が終わると、今度は整理部の担当デスクと打ち合わせをして、原稿をどんどん出稿しなくてはいけないのです」