【釜石まつり】重さ約1.5トンの「大神輿」担ぎ手として東京の大学生たちが力に 岩手・釜石市
TVIテレビ岩手
10月20日、岩手県釜石市の秋を彩る釜石まつりが行われましたが、まつりを盛り上げる迫力あるお神輿の担ぎ手が近年不足していました。そんな中、ことしのまつりでは東京の大学生が担ぎ手として参加し、大きな力になりました。 釜石市の郷土芸能団体が市内を練り歩く、釜石まつり。ことしは15団体が参加し、大勢の見物客でにぎわいました。 まつりの見どころ「お神輿」です。江戸時代に作られた尾崎神社の六角大神輿は、重さおよそ1.5トン。大きく、重いお神輿だけに、まつりを乗り切るためには80人ほどの担ぎ手が必要ですが、人口減少の影響などで地元だけでは人数が足りず、県内の神社関係者に協力してもらったり一般からも担ぎ手を募って、人材を確保してきました。 そんな中、ことし大きな力になったのが、東海大学観光学部の学生たち。25人が短期インターンのため釜石市を訪れていて男子学生8人が担ぎ手として参加しました 神輿は各地区で神事を行いながら釜石駅前に向かい、日本製鉄山神社の神輿と合流。その後、市内渡御へ向かい、郷土芸能の団体とともに大勢の見物客でにぎわう市内中心部を練り歩きました。参加した大学生も、担ぎ手として堂々の姿を見せていました。 市内渡御を終えると、最後は再び、急な坂道と階段を上り、尾崎神社の里宮に到着。参加した大学生、そして参加者は見事に役目を務めあげました。 東海大学3年竹中凌さん(21) 「正直めちゃくちゃ重かったです。重くてもう肩がやばいです」 東海大学3年鈴木翔空さん(21) 「最後長い上り坂、みんなで一生懸命背中を押しながらできたことが団結感あっていい思い出になった」 東海大学4年柴沼累さん(25) 「港町のパワーというか男らしさにあふれててかっこいいなと思いました。(カラダは?)ヘトヘトです」 長く続く伝統行事。継続していくためには地元以外の協力が不可欠となっていますが、それと同時にまつりの魅力を新たな担い手に知ってもらうチャンスにもなりそうです。