鶴岡公園で「松の胴巻き」
二十四節気の霜降（そうこう）に合わせ「松の胴巻き」が23日、鶴岡市の鶴岡公園で始まった。作業員がアカマツやクロマツなど84本の幹に、わらで編まれた「こも」を巻き、冬支度を整えた。 鶴岡地区障害者通所施設協議会の会員14人が3班に分かれ作業した。幹回りが約3メートルある大木もあり、数枚のこもを縄でしっかりと固定。作業した秋山功明さん（20）は「木によって凸凹があり、こもが曲がったり緩くなったりしないよう巻いた」と話す。今後1週間ほどかけて行われる。 虫の越冬習性を利用し、こもに虫を集めて駆除するため1963（昭和38）年に始まり、毎年行われている。こもは来年3月の啓蟄（けいちつ）の頃に取り外される。
