声優・井口裕香「思わず触りたくなるような写真集に仕上がりました」約12年ぶりの写真集「MORE MORE MORE」への想いを語る
◆着たい水着やランジェリーなどもありましたか? 好きなシチュエーションはあったんですけど、こういう衣裳が着たいとかは具体的にはなかったので、その辺はプロの方に委ねていました。私はムチッとしている感じが好きなので、あえて小さめの水着を着てちょっとお肉が乗っかっているみたいな感じを出したいなと思っていたら、言わなくてもスタイリストさんが食い込む衣裳を持ってきてくれて「コレコレ~!」みたいな(笑)。写真集は見て楽しむものですけど、思わず触りたくなるような、女の子ならではのフワッとモチッとみたいな感じが好きなので、そういう写真集に仕上がっていると思います。 ◆撮影の感想を教えてください。 撮影の1日目に赤いスケスケのキャミソールと黒いランジェリーを着たんですけど、初日が一番攻めてましたね。私もカメラマンさん達もそれで方向性が見えました。アニメとかでもそうなんですけど、作品の一部となってみんなで頑張っていくように、写真集も皆でひとつの作品を作っていくパーツのひとつみたいな感じで、恥ずかしいというよりは表現欲のほうが勝りました。表情も“こんな顔をしよう”とかではなくて、自然と力を抜いたら、私も知らない私がいたんです。 ◆自分でも驚くぐらい? 意外でした、こんな表情ができるんだ……って。35歳の今だから出せるものが詰まっているのは、そういうところにあるんだと思います。12年前だったら、こんな感じにはできなかった。 ◆写真集の仕上がりは何点でしょうか。 そんなの100億満点ですよ! 写真集を出させてもらえるだけでもありがたいのに、タイトルのデザインはこうしたいとか、ページもこれをこうしたいとか、人生で一番仕事に関して自分の欲を伝えて、長時間をかけて打ち合わせもして。本当に時間と情熱をかけて、みんなで作った一冊なのでもう100億満点です。 ◆最後に、ファンに向けてメッセージをお願いします。 この年齢で写真集を出せるのは奇跡だと思っています。35歳という年齢だからこそできる表現を詰め込みましたし、今後声優さんたちが写真集を出す時に「井口裕香の写真集ぐらいまでやるか、やらないか」みたいな、ひとつの基準になってくれたらいいなって。それと、写真集から井口裕香だったり、声優って職業だったり、アニメだったりに興味を持ってくれるキッカケになってくれたらうれしいです。今はいろんな声優さんたちがメディアに出る世の中ですけど、その中でもまたひとつ、グラビアが気になる男性にも、ダイエットしたいなとか美容に興味があるって女の子にも、「井口さん、3か月で10キロ落としたの!? これ本当?」みたいな方にも、“人間は変われる、筋肉は裏切らない”を合言葉にいろんな方に新しいことにチャレンジするって楽しそうだなって思ってもらいたいです。 <PROFILE> 井口裕香 ●いぐち・ゆか…1988年7月11日生まれ。東京都出身。声優、ラジオパーソナリティーとして活躍する一方、2013年2月6日には『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』のイメージソング「Shining Star-☆-LOVE Letter」でソロアーティストデビュー。これまでにシングル15枚、フルアルバム3枚、ミニアルバム2枚をリリース。数々のTVアニメ作品の主題歌を担当するとともに、国内外においてのライブ活動も積極的に行っている。 ●photo/藤城貴則 hair&make/いたつ styling/筒井葉子
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