食と器で誘客を 小松DMCと観光庁がシンポ
小松市のまちづくり会社「小松DMC」と観光庁は18日、同市のサイエンスヒルズこまつで、食文化を切り口とした観光「ガストロノミーツーリズム」の推進に向けたシンポジウム(北國新聞社後援)を開いた。市内のシェフや料理店女将(おかみ)、九谷焼作家らがパネル討論し「食と器」を通じた観光誘客へ意見を交わした。 小松DMCは今年度、観光庁から「地域一体型ガストロノミーツーリズム推進事業」の採択を県内で初めて受け、モニターツアー実施や飲食メニュー開発などに取り組んでおり、シンポジウムは同事業の一環。今年度の採択は全国で6件のみとなっている。 観光庁自然資源活用推進室の谷垣佐智子室長があいさつし、小松DMCの石﨑陽之代表が市内の取り組みを説明。飲食店情報サイトを運営する「ぐるなび」(東京)の家中みほ子社長室長が基調講演し、熊本県のPRキャラクター「くまモン」のプロデューサーで放送作家の小山薫堂さんらが加わりパネル討論した。