ファンが湧き立つ『スパイダーマン4』。制作される可能性は?
サム・ライミ監督版『スパイダーマン』シリーズの続編って見てみたくありませんか? 一応完結した物語ではあるし、トム・ホランドがスパイダーマンとして活躍している今、どうしてそんなことを言い出すのかと思うかもしれませんね。 でも、トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でトビー・マグワイヤが再びスパイダーマンとして銀幕に現れ、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でサム・ライミ監督がマーベルユニバースに関わったことで、「可能性は無きにしも非ずなのでは」と長年のファンがソワソワしているんです。
MJ曰く「必要ないと思う」
では、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズのMJ役を演じたキルスティン・ダンストは、どう思っているのでしょう? 『シビル・ウォー』のプロモーションにやってきたダンストにIndieWireの記者が質問したところ、「状況による」と前置きしつつ、今はコメディやチャーリー・カウフマンのミュージカルなどに興味があり、個人的には『スパイダーマン』の続編は必要ないと感じていると話しました。 「必要でしょうか。もうかなり前のことですし、ある意味では自分をさらけ出すことになる。良かったときのままにした方がいいのかもしれない」
ノスタルジック頼みのリバイバルは難しい
「良かったときのままにした方がいい」というダンストの発言には、共感する人が多そう。 『ジュラシック・ワールド』シリーズのように成功する作品もある一方で、「作らないでくれた方がよかったのに」と思わされる作品もあるのは事実ですから。 『スパイダーマン4』を実現させるなら、魅力的な脚本と意欲的なキャストやスタッフは必須。作ればいい程度のスタンスなら、そっとしておいてほしいです。 まぁ、可能性に湧き立つ気持ちもわかりますけどね。
中川真知子