福島県双葉郡の食材使い新商品開発へ ふたば未来学園高の生徒 復興に向け魅力をPR
福島県広野町のふたば未来学園高のスペシャリスト系列商業の生徒は、双葉郡の食材を使った新たな商品開発に取り組む。東京電力福島第1原発事故からの復興に向け、地元産品の魅力をアピールする。 開発するのは「バナメイエビのタルタルソース」と、かりんとう饅頭「えごま」の2品。バナメイエビのタルタルソースは、葛尾村で陸上養殖されたバナメイエビを使い、身が柔らかく甘味が強い魅力を生かして商品化する。かりんとう饅頭「えごま」は伝統的な和菓子に現代的な要素を取り入れる。 スペシャリスト系列商業の佐藤優香さん(3年)と伊藤絵美さん(2年)が商品作りに取り組む。佐藤さんは「健康、安全でおいしい商品をたくさんの人に食べてもらい、福島の復興を盛り上げていきたい」と決意を示した。 事業は、県などでつくるFukurum(フクラム)カード推進協議会の「ふくしまの未来を創るフクラム基金」に採択された。7月24日、校内で採択通知書の交付式が行われた。
同校は双葉郡8町村の地域資源を活用したメニュー開発に毎年取り組んでいる。 (相双版)