大躍進のバンド・羊文学 2023年を振り返る 海外公演で経験した“謎の合いの手”とは
■若い世代からの支持 「共鳴してもらえているのかな」
――若い世代からの声をどのように受け止めていますか? 塩塚:うれしいです。もちろん、聴いてくださる方の中には、Z世代って言われる世代よりも上の方も下の方もいると思うんですけど。でも、自分と同世代の人が聴いてくれてるっていうのは、単純にうれしいです。 ――どういった点が支持されていると思いますか? 塩塚:自分が思ったこととかを日記みたいに書いてる曲もすごく多くて。まあ、それだけじゃないんですけど。私が19歳の時から曲を作り始めて、今までに至るまでいろんな視点も変わっているし。でも、その時の本当の自分の視点で書いてるから、同じような気持ちの人とかがいたら、ちょっと共鳴してもらえるのかなとは思います。 ――若い世代だけでなく、上の世代の方々も多いですか? 塩塚:最初の頃からいてくださるお客さんとかは、ちょっと年上の、自分たちよりも上の世代の方も多いですし、それだけじゃなくて結構X(旧ツイッター)とか見るんですけど、いろんな世代の方がいらっしゃるなって思います。ラジオを昔やっていて、そこに送ってくださる方も10代の子から60代の方まで幅広かったです。 ――来年の抱負を教えてください。 塩塚:来年の抱負は、4月に横浜アリーナでのワンマン公演があるので、それをまず成功させたいなって思っていて。あとはもっと色々な世界中に行ったり、日本中もまた、もっともっと自由にライブができるようになってきたし。作品は12月6日にリリースしたニューアルバムで割と一段落したかなと思うので、新しい音楽性っていうか、そういうものを探していけたらいいなって思います。