軽装で業務に当たる北上市職員。冬場も含め年間で試行する

　北上市は2024年度、ノーネクタイなど軽装での業務を試行する。環境負荷軽減と働き方改革の一環で、通年で働きやすい環境をつくり能率アップと市民サービスの向上を目指す。 　金ケ崎町などの自治体で通年の軽装を採り入れ、民間企業でも導入の動きが進んでいる。北上市では従来から5～9月はクールビズで軽装を基本としてきたが、10月以降も働きやすい服装で業務を続ける。 　市は「爽やかな身だしなみ、市民に不快感を与えないような服装」を推奨。9月までに服装に関するルールを策定し、来庁者や市民にも周知していく。個人の判断で上着、ネクタイの着用はでき、式典などでの着用は各課などで随時判断する。 　八重樫浩文市長は7日の定例記者会見で「職員の業務効率化、働きやすい環境に向け市民、お客さまへ失礼にならない範囲で推進したい」と述べた。