ここまで痩せるの…!? 漫画やアニメに登場する女子キャラの「衝撃のダイエット方法」
■浜名湖一周で鍛えたスタミナは今もなお健在…『ゆるキャン△』各務原なでしこ
2015年より『まんがタイムきららフォワード』(芳文社)にて連載が開始したあfろ氏の『ゆるキャン△』は、キャンプを通じて繰り広げられる女子高生たちのゆるい日常を描いた漫画作品だ。 ほのぼのとした和やかなムードだけでなく、しっかりとしたキャンプのノウハウが随所で紹介されるのも大きな特徴で、本作をきっかけにアウトドア趣味に目覚めた読者も多いのではないだろうか。 そんな本作において驚異的なダイエットエピソードを持つキャラクターといえば、「野外活動サークル」(野クル)の主要メンバーとして活躍する各務原なでしこだ。 天真爛漫な性格とその表情豊かな立ち振る舞いはまさに本作の“顔”とも呼べる存在で、メインキャラクターの一人・志摩リンと接するなかでキャンプの魅力にのめり込んでいく。 また、食べることが好きななでしこは、作中で料理をするシーンもよく登場する。彼女が作り上げる“キャンプ飯”は、本作の見どころの一つともいえるだろう。 そんな彼女だが、実は中学校3年生まではかなりぽっちゃりとした体型で、このころからすでに“食べる”ことが好きだったことがうかがえる。 悠々自適に食を楽しんでいたものの、ある日、見かねた姉・桜に「いい加減食うのをやめろブタ野郎!!」と激怒され、なんと夏休み中は毎日、「自転車で浜名湖を一周する」というハードなダイエットを強いられることとなってしまう。コースにもよるが、浜名湖の外周は約50~85km。いかに過酷なダイエットメニューだったかが良く分かる。 これによって現在のスマートな体型を取り戻したのみならず、自転車をこいで培った“持久力”がキャンプはもちろん、アルバイトといった場面でも活かされている。 タイトル通り独特の緩さが特徴だが、一方でその過酷極まりないダイエットメニューに驚かされてしまうキャラクターだ。
■美少年たちの“絡み”がご褒美!? 『私がモテてどうすんだ』芹沼花依
2013年より『別冊フレンド』(講談社)で連載された、ぢゅん子氏の『私がモテてどうすんだ』は、ひょんなことから激痩せしてしまった主人公の女子高生・芹沼花依が、彼女を追い求める4人の美少年たちと繰り広げるラブコメディ作品だ。 花依はもともとかなりの肥満体で、同級生からは「肉布団」、兄からは「デブ」と罵られていた。しかし、大好きなアニメキャラが死んでしまったショックにより激瘦せし、美少女に生まれ変わる。 見た目が変わったことで本人の気持ちとは裏腹にさまざまなイケメンに求愛される花依なのだが、実は作中ではリバウンドした姿も披露しており、過酷なダイエットによって元の体型に戻るエピソードが描かれている。 そのリバウンドの理由だが、推しキャラの“キャラチョコ”を作ろうと奮闘した結果、失敗した大量のチョコレートをドカ食いし、再び太ってしまったというものだった。 本人からすれば以前の体に戻っただけだが、彼女に思いを寄せていた七島、四ノ宮はその変貌っぷりにショックを受け、なんとか彼女を痩せさせようと奮闘する。 ランニング、筋トレ、食事制限といったスパルタメニューに加え、花依が極度の“腐女子”であることを逆手に取り、「ごほうびクレクレポイントカード」なる斬新なシステムを導入。これは彼女の頑張りに応じてポイントがたまり、それに応じて4人の美少年たちが“壁ドン”や“デコチュー”といった絡みを見せる、というものである。 なんとも独特のご褒美だが、この作戦が功を奏し、花依はダイエットへのモチベーションを維持。見事に元通りのスタイルを取り戻すことができた。なんとも独特な減量エピソードである。 昨今では実にさまざまなダイエット方法が確立されているが、漫画やアニメのキャラクターたちが披露するメニューはどれも実に個性的で、思わず目を疑ってしまう内容ばかりだ。 痩せるためのトレーニング法はもちろんのこと、キャラクター独自のモチベーションにも度肝を抜かれてしまう。実際のダイエットの参考になるかは分からないが、彼女たちのビフォーアフターぶりに刺激を受けるかも?しれない。
創也慎介