イタリアン+和食の総菜用意 伊料理店で働いた堀田さん、富山県の射水市小杉で27日開店
富山県射水市の堀田喜代さん(54)が27日、同市三ケ(小杉)のまちなかにある空き店舗を改装して総菜店をオープンさせる。イタリア料理店で働いた経験を生かし、家庭で気軽に楽しめる味覚を提供する。堀田さんは「地域で愛される店にしていきたい」と話している。 店名は「riso DELI(リゾデリ)」で、「riso」はイタリア語でコメを表す。コメに合う料理で食卓を彩りたいとの思いを込めた。 堀田さんは学生時代から建築などイタリアの文化に興味を持ち、現地を旅した。子育てが一段落してから射水市内のイタリア料理店で調理やメニュー開発などを担った。「自分のペースで食材選びから料理の提供までこだわりたい」と店を開くことにした。 食材は地場の新鮮な魚や野菜などを中心に使う。和風だしを使った「カポナータ」や「トマト肉じゃが」などイタリアンと和食を組み合わせた内容で、週替わりで主菜と副菜各4品ずつ用意する予定。当面は持ち帰りのみで、いずれは店内飲食にも対応したいという。
開店日が近づき、堀田さんは準備に忙しい日々を送る。建築関係の仕事をした経験もあり、店内の設計や扉のペンキ塗り、看板制作など率先して手がけたという。 営業時間は木、金、土曜の午前11時~午後6時半。2人前分の持ち帰りで主菜は800円、副菜は400円。希望者にはデポジット(預かり金)方式で陶器の容器で提供することも試みる。